本文へ移動

中執ブログ(~2023)

中執の日常ブログです。

21世紀の労働運動研究会(第6回:最終回)

2019-11-02
講演する宮里邦雄先生
2019.11.2 21世紀の労働運動研究会は松本市勤労者福祉センターで最終回となる第6回研究会を開催しました。県内から約40名が参加し、当労組からは比田井委員長が参加しました。
今回のテーマは「正規・非正規労働者の処遇格差是正の取り組み」について。
日本労働弁護団元会長の宮里邦雄先生(弁護士)が講演しました。
労働契約法(以下:労契法)第20条が2020年4月に新パート・有期雇用・派遣法(以下:新パート法)第8条に切り替わることから、現状の労契法第20条における判例を踏まえて、正規労働者と非正規労働者との格差是正について説明がありました。ハマキョウレックス事件と長澤運輸事件の判例からどのようなことが不合理な格差となるのか一つ一つ説明がありました。宮里先生は「新パート法ではより不合理な処遇が禁止となる。この法律を盾に非正規労働者の処遇改善に組合として取り組まなければ、法律が死文と化してしまう」と述べました。
全労働者の約40%が非正規労働者となった日本で、正規労働者のみならず非正規労働者の処遇改善や組織化に取り組まなければ労働組合の将来も危うくなるだろうと感じた講演でした。
長野県立病院機構労働組合
〒380-8570
長野県長野市大字南長野字幅下692-2 長野県庁8階
TEL.026-217-0811
FAX.026-217-0812
mail.nagano-hosp-u@space.ocn.ne.jp
0
3
4
4
7
7
TOPへ戻る