中執ブログ(~2023)
中執の日常ブログです。
10月より 長野県の最低賃金908円へ
2022-10-05
10月1日より長野県の最低賃金が38円UPし、908円になりました。
長野駅前では長野県労働局と、連合長野が啓発活動をしています。
そこで3日間くらいの長野市のバイトの時給を調べてみた
キッチンスタッフ 950円 高校生910円
居酒屋 950円
運送会社の仕分け 1050円~1312円
クリニックの看護師 1580円~
だった。ちゃんと最低賃金は超えていた(当たり前か・・・)
自分の人生で、一番最初にバイトした時のことを思い出してみた。
今から30年前だ。
たしか・・・高校1年生だったかな。近所の焼き鳥屋さんがバイトを募集していた。
面接に行くと・・・「高校生は時給650円からだね」と言われたのを覚えている・・・
フリーターの時期もあって色々とバイトした時のことも思い出してみた。
蕎麦屋、ステーキ屋の昼間が800円
居酒屋が800円~950円
運送会社の仕分け 950円~1100円位だったかなぁ
100円~200円位あがってるのかな。30年まえだったら嬉しい額だが・・・
30年でこれだけ??物価も上昇しているのに? と思ってしまうのが正直なところ。
では、現在の自分と長野県の最低賃金の差はどのくらいなのか?
みなさんは、計算方法を知っていますか?
時給の仕事の場合はわかりやすいですが、月給の場合はどのように差を調べるのかわかりますか?
月給の場合は、1時間あたりの給与額を計算する必要があります。
この額は超勤や夜勤手当の額を計算する時にも必要になります。
賃金BookのP24の17-2を参考にしてください。
計算式は・・・
給料月額
新旧給料月額の差額
地域手当(給料分のみ)
初任給調整手当
特殊勤務手当
の合計に ×12月/年間勤務時間1883.25 となります。
例えば・・・ 看護師(医療職給料表3)の短大3卒で新規採用された人の場合
2級9号俸 214,200円
地域手当 4,268円
特殊勤務手当(職種手当看護師2,000円 職種手当加算1,000円) 3000円
※新旧給料月額の差額、初任給調整手当は該当しません
計:221,468円 これに12/1883.25をかけます
すると・・・1,411.1円 1,412円となります。
長野県の最低賃金 908円
短大3卒の正規職員看護師 初任給の時給単価 1,412円となりその差は504円となるわけです。
ちなみに看護師処遇改善評価料も月例給与額に含まれるので、超勤や夜勤手当も上がることになります。
これを「はねかえり」と呼んでいます。
交渉では、この「はねかえり」についてもポイントの一つになっています。
「はねかえり」が処遇改善の12,000円を超えると、機構の持ち出しになるからです。
自分の給与の時間単価を知ると、超勤手当額や夜勤手当額がわかるので是非、知っておいてください。